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議会活動
📅 令和7年9月定例会、令和8年度当初予算 🏛 一般質問、不妊治療・不育症対策、令和8年度予算
#一般質問#不妊治療#不育症#体外受精#先進医療#子育て支援#岡崎市#顕微授精

岡崎市の不妊治療補助が前進 令和8年度から始まる新制度を整理

この記事でわかること
  • 岡崎市は令和8年度から不妊治療の先進医療に新たな補助を始める
  • 対象は体外受精・顕微授精と併用した先進医療で補助は7割相当・上限5万円
  • 不育症検査の補助は以前から継続
  • 今回の前進は市民の声が届いた結果
  • 地方議会は暮らしにいちばん近い場所

子育て支援は、どうしても生まれてからの話に目が向きがちです。でも本当は、赤ちゃんが来てくれるまでの支援も同じくらい大事で、岡崎市でも令和8年度から不妊治療の新たな補助が始まります。

令和8年度から何が変わるのか

結論から言うと、今回新たに始まるのは、保険適用の体外受精・顕微授精と併用して実施した先進医療への補助です。対象は令和8年4月1日以降に開始した治療で、補助額は対象経費の10分の7、上限は5万円です。予算資料では、この事業の予算額は15,305千円、うち不妊治療分は15,000千円と整理されています。

項目内容
対象となる治療保険適用の体外受精・顕微授精と併用した先進医療
対象期間令和8年4月1日以降に開始した治療
補助額対象経費の10分の7(上限5万円)
本人負担の目安3割相当
事業予算(不妊治療分)15,000千円

市の予算資料には、「本人負担を軽減へ」「本人負担は3割相当に」と示されています。
これまで先進医療の部分は全額自己負担になりやすかったので、当事者にとっては小さくない前進です。

豊田市など、近隣はやっていた事なので、『今更』!とお叱りをいただくかもしれないのですが、一つ支援が前に進んだことは、私自身も嬉しく思います。

一方で、これは不妊治療全体の費用を広く補助する制度ではありません。
あくまで対象は、保険診療と併用する先進医療。ここを誤解しないことが大切です。次に、なぜこのテーマを私が一般質問で取り上げたのかを書きます。

岡崎市の子育て支援は、生まれてからだけでは足りない

子育て支援というと、保育園、給食、医療費、公園。どうしても「生まれてから」の話に寄りがちです。
でも、そこに至るまでに大きな負担や不安を抱えている方がいるなら、誕生してきてくれるまでの支援も、私は同じくらい大事だと思っています。

岡崎市では令和8年度から、不妊治療に係る保険適用外の先進医療に対する新たな補助制度が始まります。市長提案説明では、県の制度を活用した新たな補助制度を創設し、保険が適用される医療と併用して実施される保険適用外の先進医療に対して、その7割相当を補助すると説明されています。

これだけ聞くと「岡崎もかなり進んだ」と感じるかもしれません。
ただ、ここは丁寧に整理したいところです。何が対象で、何が対象ではないのかを知らないと、あとで「思っていたのと違った」となりやすいからです。

なぜ私がこのテーマを一般質問で取り上げたのか

このテーマの出発点は、市民の方からの相談でした。

「岡崎だけ補助がないように見える」
「同じクリニックでも住む場所で負担が違うのがつらい」
「引っ越しまで考えるほど悩んでいる」

こうした声が、SNSやメッセージで何度も私のもとに届いていました。
特に子育て世帯からは、日々かなり多くの意見をいただきます。良い意味でも、厳しい意味でも、本当に率直です。

実際、岡崎市の公式相談ページには、令和4年4月からの不妊治療の保険適用に伴い、不妊治療費補助制度は終了したと書かれています。これだけを見ると、「岡崎市は不妊治療の補助がない」と受け止められても無理はありません。

一方で、令和8年度の当初予算資料や市長提案説明では、先進医療への新たな補助制度が明記されています。
つまり、公式ページ上では「旧制度終了」の印象が強く残っている一方で、予算上は新制度が動き始めている。このズレが、当事者の不安や誤解を生みやすかったのだと思います。

だから私は、令和7年9月の一般質問で、不妊治療と不育症対策を取り上げました。
制度の話であると同時に、これは暮らしそのものの話だからです。

一般質問で執行部と何をやり取りしたのか

私が一般質問で確認したのは、大きく3つです。

1つ目は、本市で行われている不妊治療・不育症対策の現状。
2つ目は、近隣他市との違い。
3つ目は、今後どう改善・充実していくのかです。

執行部は、不妊症看護認定看護師による専門相談を令和7年度に年6回予定していること、市の保健師による日常的な相談対応があること、不育症については検査費補助制度を設けていることなどを答弁しました。実際に岡崎市の相談ページでも、年6回の日程、来所が難しい場合のWEB相談、事前予約制が案内されています。

また、不妊治療の独自助成については、令和4年4月からの保険適用に伴い、本市や名古屋市、一宮市などは終了している一方、継続している市もあるという趣旨の答弁でした。
この差が、当事者の体感としてかなり大きい。私はそこを問題意識としてぶつけました。

さらに執行部は、不妊治療について「保険適用によって市民の負担軽減につながった一方で、引き続き市民の関心が高い分野」であり、国への制度充実の要望を続けつつ、各市の取組も参考に研究していくという考えを示しました。
私はこの答弁を、今の形を最終形だと考えていないという意味で受け止めています。

不育症の支援は、以前から続いている

今回の新制度は不妊治療の先進医療への補助ですが、不育症については以前から検査費補助があります。岡崎市の公式ページでは、先進医療に位置付けられた不育症検査を対象に、費用の一部を補助する制度として案内されています。

項目内容
対象となる検査例流死産検体を用いた遺伝子検査/抗ネオセルフβ2グリコプロテインI複合体抗体検査 など
対象者申請時に岡崎市に住所があり、既往流死産回数が合計2回以上ある方
補助額1回の検査につき費用の7割相当額と6万円のいずれか少ない額
申請方法検査終了後、電話で予約のうえ岡崎市保健所へ書類提出

つまり、不育症支援は「ない」のではなく、あるけれど、知られていない、届き切っていないという側面が強いと感じます。

今回の前進は、私の実績というより、皆さんの声が届いた結果です

今回の新たな補助を、私は前向きな一歩だと思っています。
ただ、これは「私が実現しました」と大きく言う話ではありません。

もともと私は、子育て世帯の皆さんから日々たくさんの声をいただいています。
何か新しい制度が始まったと発信すると、「いや、そこじゃない」「ここが全然できていない」と厳しい言葉をいただくこともあります。

でも、それは暮らしに直結するテーマだからこそです。
困っていなければ、そんな強い言葉は出てきません。

今回も、SNSやメッセージで届いた切実な声が一般質問につながりました。
そして今回は、県の制度を活用できるタイミングが重なったことも大きかった。市長提案説明でも、県の制度を活用した新たな補助制度の創設と明記されています。

だから私は、これは私ひとりの実績というより、皆さんの声が届いた結果だと受け止めています。

前に進んだことを、次の改善につなげたい

3月議会が閉会してから、私は給食費の完全無償化など、決まったことをできるだけ早く伝えようと発信してきました。
ただ、その中で「今更かよ」「それでも他市と比べたら全然だめ」といった厳しいご意見をいただくこともあります。

そう感じる気持ちは、よく分かります。
実際、当事者ほど「まだ足りない」と感じる場面は多いと思います。

ただ一方で、前に進んだことまで全部ゼロのように扱ってしまうのは少し違うとも私は思っています。
制度は、一度で完璧になることの方が珍しくて、小さくても前進したものを土台にしながら、「次はここをもっと良くしてほしい」と建設的に積み上げていくことが大切だからです。

大事なのは、褒めることでも、突き放すことでもなく、
どうしたらもっと良くできるかを一緒に考えること。
私はこれからも、その姿勢で皆さんの声を届けていきます。

私自身、昔は市長の名前も議員の名前も知りませんでした

私はこれまで、岡崎市の子育て施策について、正直かなり自虐気味に「遅れている」と言ってきました。
ただ同時に、昔の自分を思い返すと、市長の名前も、議員の名前も、誰ひとり知らない側でした。

でも、実際に暮らしに近いものほど、市政や地方議会の判断で変わっていきます。
不妊治療、保育園、給食、医療、道路、公園。
国政よりも先に、毎日の生活に響くことがたくさんあります。

だからこそ私は、地方議会は皆さんの暮らしに最も身近な場所だと思っています。
そして議員は、皆さんの反対側にいる存在ではなく、味方であるべきです。

全部を一度に変えられるとは言えません。
それでも、声が届けば、一緒に前に進めることはある。今回の制度は、その一つだと思っています。

もっと市政や議会に関心を持ってもらえたらうれしいですし、「こんなこと言っても無駄かな」と思うことでも、遠慮なく届けてほしいです。

まず確認してほしい一次情報

制度は、伝聞より一次情報が大事です。実際に確認するときは、まず岡崎市公式の以下を見てください。※不妊治療に関しては、まだ岡崎市の公式サイトでは、記載が無いようです。4月以降にご確認ください。

少なくとも私が確認できた公式情報では、相談ページには旧制度終了の説明が残っている一方で、予算資料では新制度の創設が示されています。
実際に利用を考えている方は、治療開始日、対象となる医療内容、最新の申請案内を必ず確認してください。

よくある質問

Q. 岡崎市の不妊治療補助は、結局あるのですか?

旧来の不妊治療費補助制度は令和4年4月からの保険適用に伴い終了と案内されていますが、令和8年度からは、保険適用の体外受精・顕微授精と併用して実施した先進医療に対する新たな補助が始まります。

Q. 今回の新補助は、どこまでが対象ですか?

令和8年4月1日以降に開始した治療で、保険適用の体外受精・顕微授精と併用した先進医療に要した費用が対象です。補助は対象経費の10分の7、上限5万円です。

Q. 不育症の補助は新しく始まったのですか?

不育症検査費の補助は以前からあります。先進医療に位置付けられた不育症検査が対象で、1回の検査につき費用の7割相当額と6万円のいずれか少ない額が補助されます。

Q. 相談できる窓口はありますか?

あります。岡崎市は、不妊症看護認定看護師による相談を岡崎市保健所で実施しており、保健所に来所が難しい場合はWEB相談も可能です。令和7年度の掲載では、年6回の日程と事前予約制が案内されています。

Q. まず何をすればいいですか?

まずは一次情報を確認してください。そのうえで、自分の治療が新補助の対象に入るのか、不育症検査費補助の対象に当たるのか、相談窓口も含めて確認するのが確実です。


岡崎市の制度や議会で確認したことは、これからもわかりやすく発信していきます。
気になることがあれば、これからも遠慮なく声を届けてください。議員は味方です。一緒に前へ進めていきたいと思います。

📌 まとめ

岡崎市の不妊治療支援は、令和8年度から一歩前に進みます。まだ十分とは言えませんが、皆さんの声が一般質問につながり、そこに県制度の追い風も重なって動いたことには意味があります。ここで終わりではなく、使いやすさや周知も含めて、さらに前へ進めていきたいと思います。

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