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岡崎市のEV補助は1台45万円。2026年10月9日受付開始、条件は岡崎産の再エネ電気の契約
岡崎の制度・サービス
令和8年10月9日
電気自動車やプラグインハイブリッド車の購入・リースを考えている岡崎市民の方、市内の事業者の方向け
#9月議会#EV#PHEV#再生可能エネルギー#補助金#電気自動車

岡崎市のEV・PHEV補助金2026|1台45万円・10月9日受付開始の条件

3秒で分かる結論

岡崎市のEV・PHEV補助は1台45万円。10月9日から2月18日まで受付。申請日に岡崎産の再エネ電気の契約が必要で、郵送は不可です。

こんな方におすすめ 電気自動車やプラグインハイブリッド車の購入・リースを考えている岡崎市民の方、市内の事業者の方

この記事のポイント

  • EV・PHEVは1台45万円・10月9日から受付
  • 申請日に岡崎産の再エネ電気の契約が必要(見込みでも可)
  • 4月の35万円の受付とは条件が違う
  • 4年間は車の売却や電気の解約に手続きが必要
  • 予算1億1,250万円・達した日は抽選・郵送は不可

岡崎市のEV補助って、35万円じゃなかった?

検索すると、いまも「35万円・4月から」という情報が上の方に出てきます。

ただ、それは今年4月に始まった受付の内容です。10月9日から始まった新しい受付は、金額も条件も変わっています。

先に結論から

岡崎市の電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)の購入補助は、1台45万円です。

受付は2026年10月9日から2027年2月18日まで。ただし、予算がなくなった時点で終わります。

  • 申請する日に、岡崎産の再エネ電気の契約が必要
  • 申請は窓口か電子申請。郵送はできません
  • 予算は1億1,250万円。45万円で割ると250台分
  • 予算に達した日に受け付けた申請は、抽選で順番を決める

一番見落としやすいのは、電気の契約の条件だと思います。順に説明します。

4月の「35万円」と、何が変わったのか

今年度、岡崎市のEV補助には2つの受付があります。

市のページの5月時点の内容と、いまの内容を見比べました。違いを表にまとめます。

4月からの受付10月9日からの受付
EV・PHEVの補助35万円45万円
岡崎産の再エネ電気契約すると10万円の加算契約が申請の条件
燃料電池車(FCEV)対象対象外
予算の総額6,280万円1億1,250万円

4月の受付では、再エネ電気は「契約すれば上乗せ」でした。10月の受付では、契約していないと申請できません。

金額だけ見ると「10万円増えた」ように見えます。実際は、4月に加算まで受けた人と同じ45万円です。

※4月の予算の総額は、燃料電池車と再エネ加算の枠1,180万円を含みます。4月の内容は、2026年5月1日更新の市のページ(インターネットアーカイブに保存されたもの)で確認しました。

もう一つ。市の要綱では、6月24日までにこの補助を申請して、すでに受け取った方は対象外です。補助は、個人は1世帯、事業者は1事業所ごとに、同じ年度で1台までです。

対象になる人・車

市の交付要綱で、個人の場合の主な条件はこうなっています。

  • 新車を買った、または4年以上のリース(サブスクも含む)を契約した
  • 2026年4月1日以後に、初めて登録された車
  • 車検証のナンバーが「岡崎」で、「自家用」
  • 申請する日に岡崎市に住んでいて、車検証の「使用者」になっている
  • 岡崎市の市税を滞納していない
  • 車両本体の価格(税抜き・値引き後)が90万円以上

事業者の方は、市内に事業所があり、車の「使用の本拠の位置」が市内であることなどが条件です。

国の補助金とは併用できます。市のチラシにも、はっきり書かれています。

いちばん大事な条件「岡崎産の再エネ電気」

申請する日に、車検証の「使用者の住所」で、岡崎産再エネ電気を契約している必要があります。

岡崎産再エネ電気とは、岡崎市内の再エネ発電設備の電気や環境価値を使った電気のことです。市に登録した電力会社が供給します。

市のチラシによると、いま登録している電力会社は1社です。市と協定を結んでいる、おいでんエネルギー株式会社(本社・豊田市)です。

市のページでは、切り替えが終わっていなくても、契約の見込みがあれば申請できると案内されています。会社から届いたメールの画面の写しなどを出し、後日、市の職員が契約の状況を確かめる仕組みです。

後日の調査で契約が確かめられない場合は、補助金を返すことになる場合があります。

※この記事は、市の要綱の条件をお伝えするものです。特定の電力会社への切り替えをおすすめするものではありません。料金はご家庭の使い方で変わるので、契約の前に確かめてください。

▼岡崎市の公式ページ(切り替えの案内へのリンクもあります)
https://www.city.okazaki.lg.jp/kurashi/gomi/1002338/1002481/1011421.html

契約を自分で変えられない場合

賃貸の集合住宅などで、電気の契約を自分で選べない方もいると思います。

要綱には例外があります。本人や世帯の方が電気の契約の権限を持たず、やむを得ないと市長が認める場合は、この条件がかかりません。高圧・特別高圧の契約の場合も同じです。

当てはまりそうな方は、申請の前に市の窓口へ相談してください。

4年間は「解約」にも注意

ここは、読み飛ばしやすい所だと思います。

補助を受けた車は、初めて登録した日から4年間、市の承認を受けずに売ったり手放したりできません。リースの途中解約も同じです。

そして、岡崎産の再エネ電気の契約も、4年間は市の承認なしに解約できません。

やむを得ず手放す・解約するときは、事前に市への手続きが必要です。補助金の一部か全部を返すことになる場合があります。

引っ越しや電力会社の乗り換えを考えている方は、先に窓口で確かめておくと安心です。

申請のしかた

申請は、次の2つのどちらかです。郵送では受け付けていません。

  1. 市役所の窓口に持っていく(環境部ゼロカーボンシティ推進課、十王町の福祉会館5階、9時〜16時)
  2. あいち電子申請・届出システムで申請する(個人はマイナンバーカードが必要)

主に必要な書類は、次のとおりです。

  • 交付申請兼実績報告書(様式第1号)
  • 車検証の記録事項の写し
  • 車両本体の価格と購入日が分かる書類の写し(リースは契約書類の写しとリース明細書)
  • 岡崎産再エネ電気の契約(見込みを含む)が分かるもの
  • 2か月以内に発行された市税の完納証明書
  • 請求書(様式第5号)

電子申請なら、申請書・請求書・完納証明書の添付はいりません。そのほかの書類は、アップロードできるよう先に準備しておいてください。

また市のページでは、申請書類は本人か行政書士が作るのが原則とされています(2026年1月の行政書士法の改正による運用)。

電子申請の場合、市のページでは、毎月19日で締めて審査し、翌月末ごろに振り込む予定と案内されています。窓口で出した場合の時期は、窓口で確かめてください。

予算に達した日は「抽選」

受付は先着順です。ただ、予算の上限に届いた日(受付終了日)だけは扱いが変わります。

その日に受け付けた申請だけを抽選にかけ、予算の範囲で順番を決めます。最後の方は、残りの予算によって満額にならないことがあります。

  • 窓口は、16時までに受け付けた申請が抽選の対象
  • 電子申請は、不備がなければ抽選の対象。16時までに出して不備があれば差し戻しで、その日のうちに直して出し直したものだけ対象
  • 受付終了日は、窓口も電子申請も16時を過ぎると受け付けられない
  • 受付終了日が土日祝なら、次の開庁日に出しても受け付けられない

買う時期が決まっている方は、書類を早めにそろえておくのが現実的だと思います。

10月9日時点の残額は、1億1,250万円(市の公表)。最新の残りは、市のページで確かめてください。

9月議会で通った予算です

この10月の受付の予算は、9月議会の第113号議案(一般会計補正予算)に入っていました。9月18日に可決されています。

私はこの補正予算に賛成しました。

この補助は、国の「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」を充てる予定の事業として、補正予算に組まれています。この交付金を何に充てるかは市長側が計画して予算案にし、議会はその予算案を審査して賛否を決める立場です。

この交付金は、EVの補助だけに使われているわけではありません。岡崎市はこの交付金を子育てにも使っています。令和7年度にこの交付金を充てた事業の主なものは、市立小中学校の給食費の負担軽減(事業費は約4.7億円)でした(市の監査委員による令和7年度の決算審査意見書より)。

同じ9月の補正予算でも、この交付金を充てる予定の事業として、EVの補助(1億1,250万円)のほかに、次のものが組まれています。

  • 保育園などの給食の食材費の値上がり分の支援(7〜9月の3か月分、子ども1人1食100円、約1,900万円)
  • 融資を受けた市内の中小企業への物価高騰対策の支援金(1億9,040万円)
  • 農林水産業の機械や資材などの購入補助(3,000万円)

それでも、「車を買える人への補助が、物価高対策なのか」という声があることは承知しています。議会でも、要件の緩和を求める意見や高く評価する意見があった一方で、この考え方から補助そのものに反対する意見もありました。

私が賛成したのは、議案の中身を見て、合理的だと考えた点が2つあったからです。

1つ目は、効果が購入のときだけで終わらないことです。市の要綱は、この補助の目的を、家計と事業のエネルギーコストの負担軽減としています。ガソリン車から乗り換えれば、走る分の燃料の一部か全部を電気でまかなえるようになり、乗り続ける間の負担を下げる方向に働きます(どれだけ下がるかは使い方しだいです)。環境の面でも、次世代自動車への切り替えという長く効く形です。2つ目は、条件を岡崎産の再エネ電気の契約にしたことで、補助のお金が車の購入だけで終わらず、岡崎でつくった電気を岡崎で使う流れにつながることです。この電気は、市のチラシでは一般の電気料金と同じ水準とされています。

もう一つは、私の実感です。これまで「あの補助金はどうなったの」「また使いたい」という声を、何人もの方からいただいていました。市の資料でも、3月の補正予算で広げたこの補助は、想定を大きく上回る反響で予算に達したと説明されています。必要としている方が確かにいる制度だと感じたことも、賛成した理由です。

新車を買う、またはリースする方が対象なので、「車を買える人への補助ではないか」という声には、もっともな面があります。だからこそ、この補助が実際にどれだけ家計の負担を軽くし、岡崎の電気の地産地消を進めるのか、申請の状況を今後の議会で確かめていきたいと思っています。

9月議会の報告記事では、予算資料をもとに、申請開始は10月1日の予定とお伝えしていました。実際の受付開始は10月9日です。あらためてお知らせします。

▼関連記事
岡崎市の財政は、いまどうなのか。9月議会で見えた街の現在地
https://www.sho-honda.jp/okazaki-council-2026-september/

この補助への疑問に、先にお答えします

Threadsなどでいただいたご意見も踏まえ、この補助について聞かれそうなことを、先にまとめました。

Q. 市の税金の無駄づかいではありませんか?
この補助は、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を充てる予定の事業として、9月の補正予算に組まれました。何に充てるかは市長側が計画し、議会が予算案を審査して決めています。国の交付金でも税金であることは同じなので、効果は議会で確かめていきます。

Q. 物価高対策なら、子育てに使うべきではありませんか?
岡崎市はこの交付金を子育てにも使っています。令和7年度にこの交付金を充てた事業の主なものは、市立小中学校の給食費の負担軽減(事業費は約4.7億円)でした。同じ9月の補正予算でも、保育園などの給食、中小企業、農林水産業の支援に充てる予定の事業が組まれています。

Q. 車を買える人だけが得をする補助ではありませんか?
そうした声があることは承知していますし、もっともな面もあります。そのうえで、効果が購入のときだけで終わらないこと、個人だけでなく市内の事業者も対象であることから、私は賛成しました。どんな方が使い、どれだけ負担が軽くなったのかは、今後の議会で確かめます。

Q. 特定の電力会社に誘導しているのではありませんか?
条件は、市の要綱で定められた「岡崎産再エネ電気」の契約です。岡崎市内の再エネ発電設備の電気などを使った電気で、市に登録した電力会社が供給します。市のチラシでは、料金は一般の電気料金と同じ水準とされています。ご家庭の使い方で変わるので、契約の前に確かめてください。

Q. 予算は250台分です。すぐ終わって不公平になりませんか?
予算は1億1,250万円で、45万円で割ると250台分です。受付は先着順ですが、予算に達した日に受け付けた申請だけは、窓口も電子申請も抽選で順番を決めます。最新の残りは、市のページで確かめてください。

Q. 春にも同じ補助があったのではありませんか?
今年4月からの受付(35万円。岡崎産再エネ電気を契約すると10万円の加算)がありました。市の資料では、3月の補正予算で広げたこの補助が、想定を大きく上回る反響で予算に達したと説明されています。今回の受付は、9月の補正予算で追加されたものです。
春の補助には想定を上回る申し込みがあり、市民の一定のニーズがすでに見込めています。新しい取り組みに急に大きなお金を割くのではなく、すでに好評をいただき、市民サービスとして満足度が見込める事業だからこそ、交付金の使い道の選択肢に上がってきたのだと、私は考えています。

Q. ガソリンも使うPHEVも対象なのはなぜですか?
市の要綱で、対象は電気自動車(BEV)と、外部から充電できるプラグインハイブリッド車(PHEV)と定められているためです。PHEVは充電した電気でも走れますが、ガソリンも使います。燃料代がどれだけ下がるかは、充電して走る距離など、使い方しだいです。

Q. 本多さんはなぜ賛成したのですか? 反対意見もあったのでは?
議会では、要件の緩和を求める意見や高く評価する意見のほか、補助そのものに反対する意見もありました。私が賛成したのは、効果が購入のときだけで終わらないことと、岡崎でつくった電気を岡崎で使う流れにつながることの2点からです。
あわせて、春の補助で想定を上回る申し込みがあり、市民のニーズがすでに見込めていました。新しい取り組みに急に大きなお金を割くのではなく、好評で満足度が見込める事業だからこそ、交付金の使い道の選択肢に上がったのだと考えています。

Q. 効果はどう確かめるのですか?
申請の件数や、どんな方が使っているか、電気の契約の条件で困った例がないかなどを、今後の議会で確認していきます。

この記事で調べていないこと

国の補助金(CEV補助金)の金額や、車種ごとの対象かどうかは、この記事では扱っていません。

また、岡崎産再エネ電気の料金が、ご家庭の今の電気代と比べてどうなるかも、家ごとに違うので書いていません。

よくある質問

Q. ハイブリッド車(HV)は対象ですか?
対象外です。対象は電気自動車(EV)と、外から充電できるプラグインハイブリッド車(PHEV)だけです。

Q. 4月に買った車でも申請できますか?
2026年4月1日以後に初めて登録された車なら対象です。ただし、6月24日までにこの補助を申請して受け取った方は対象外です。

Q. 中古車は対象ですか?
対象外です。新車の購入か、4年以上のリース契約が条件です。

Q. 再エネ電気の契約が間に合いません。
市のページでは、契約の見込みでも申請できると案内されています。電力会社から届いたメールの画面の写しなどを出し、後日、市が契約の状況を確かめます。

最後に

補助金の記事を書くとき、いちばん気をつけているのは「条件の見落とし」です。

45万円という金額は目に入りやすい。でも、電気の契約や4年間の縛りは、読み飛ばされやすいところです。

車は大きな買い物です。買ってから「対象外だった」とならないよう、契約の前に市のページか窓口で、一度確かめてみてください。

問い合わせ先

  • 岡崎市 環境部 ゼロカーボンシティ推進課 0564-23-6685(窓口は福祉会館5階、9時〜16時)

出典

  • 岡崎市「次世代自動車の購入費を補助します」(2026年10月8日更新)
  • 岡崎市「令和8年度 岡崎市次世代自動車購入費補助金 交付要綱」(令和8年10月9日施行)
  • 岡崎市「R8_チラシ」(次世代自動車購入費補助)
  • 岡崎市「令和7年4月1日から市民の方に向けて『岡崎産再エネでんき』の供給を開始します。」(2026年1月23日更新)
  • 岡崎市「次世代自動車の購入費を補助します」(2026年5月1日更新時点。インターネットアーカイブに保存されたもの)
  • 岡崎市議会「議決結果(令和8年9月定例会)」
まとめ

岡崎市のEV・PHEV補助は1台45万円。10月9日から2月18日まで受付。申請日に岡崎産の再エネ電気の契約が必要で、郵送は不可です。

よくある質問

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