今日の午前中、ヘルスメイトで調理実習をしていたんですが、お昼、久しぶりに携帯を見たら
LINE公式にたくさんのメッセージが届いていてびっくりしました。
「こどもの家がなくなるって本当ですか?」 「市議会で決まったんですか?うちの子、毎日使っているんですが…」
何やら、スレッズの投稿を見た市民の方からのメッセージのようでした。
本筋とずれますが、こういう時に頼っていただけるのは、議員をしていて一番嬉しい瞬間です。
当該のスレッズ投稿も拝見したのですが、若干事実と異なる情報もありましたので、今日は、現時点で決まっていること・決まっていないことを、できるだけ正確に整理します。
結論:こどもの家の「廃止」は決まっていません
まず、いちばん大事なところから。
こどもの家の廃止も、条例改正も、現時点で決まっていません
市議会で廃止を議決した事実はありません。
こどもの家は今もこれまで通り開いていますし、明日から使えなくなるような話ではありません。ただし、だから安心!という単純な話でもないんです。
→ 要点:「廃止決定」は事実ではありません。議決も条例改正もされていません。
話の出どころは、市の長期計画の「記載」です
では、何もないところから噂が生まれたのかというと、そうではありません。
出どころは、岡崎市公共施設等総合管理計画という市の行政計画です。

これは平成28年に策定され、令和4年3月に改訂されたもの。計画期間は40年(平成28年度〜令和37年度)という、かなり長期の計画です。
この中で、市内43箇所のこどもの家を含む学区施設について、次のような方針が書かれています。
小学校の学校敷地内への集約を検討するとともに、学区人口や児童数の推移、各施設の稼働率、周辺施設との機能重複等を総合的に勘案し、施設規模の見直しの検討を行う。
ポイントは、「集約を検討する」という段階の記載だということです。
「いつ・どの施設を・どうする」という個別の決定は、この計画には書かれていません。
※行政計画は市の方針を示すもので、議会の議決で個別施設の廃止を決めたものではありません
→ 要点:長期計画に「集約を検討」とあるのは事実。ただし個別の決定はまだ何もありません。
6月定例会で、この話が急に表面化しました
この計画の記載が注目されたきっかけは、令和8年6月定例会の一般質問です。
共産党岡崎市議団の鈴木まさこ議員から市へ、こどもの家の存続について細かく質疑が行われておりました。
正直に言うと、自分を含む同僚の新人議員にとっても、寝耳に水に近い感覚でした。
計画自体は10年前からあるものですが、こどもの家の集約が議場で具体的に議論されたのは、自分が議員になってから初めてのことだったからです。
答弁からわかったことを整理すると、こうなります。
現時点でわかっていること
・集約は小学校の校舎が築40年を迎えるタイミングで検討される
・借地の解消や老朽化が検討の主な理由 ・学校敷地内への設置は、市内で恵田小学校に1例ある
・集約する場合は、1年前までに利用者や地元に説明するとの考え
まだ決まっていないこと
・どの学区の、どの施設が対象になるか
・具体的な時期やスケジュール
・夜間にスポーツで使っている大人の利用の行き先
特に最後の大人利用の行き先は、答弁でも具体策が示されませんでした。ここは大きな論点だと思っています。
→ 要点:6月定例会で議論が始まった段階。対象・時期・大人利用の行き先はすべて未定です。
なぜ「集約」の話が出ているのか
市が集約を検討する背景には、無視できない事情もあります。
こどもの家は昭和60年代から平成にかけて集中的に建てられ、一斉に老朽化の時期を迎えています。
さらに、43箇所のうち30箇所で敷地や駐車場の一部が借地です。レクリエーション室にエアコンがなく、夏場に熱中症対策で使えなくなる事例も出ています。
つまり「今のまま全部を維持し続ける」にも、実際にはお金と課題があるわけです。
だからこそ、利用している子どもたちや市民のみなさんの実情を踏まえて、丁寧に議論する必要があります。
「計画に書いてあるから進める」でも「不安だから全部反対」でもなく、事実を並べた上で判断していくべきテーマです。
→ 要点:老朽化・借地・エアコン未設置という現実の課題があり、単純な賛成・反対では語れません。
これは「建物の話」ではなく、居場所の話です
自分は空手の指導で、日頃から放課後の子どもたちと接しています。1歳の子を育てる親でもあります。
だからこそ思うのは、これは公共施設の統廃合というお金の話だけではなく、放課後の子どもの居場所と、地域の大人の活動の場をどう守るかという話だということです。
こどもの家は、こどもの遊び場であり、放課後に直接帰ってくる子の居場所であり、夜は学区の大人がスポーツをする場でもあります。
建物を移すかどうかの前に、この機能を誰がどう引き継ぐのか。そこが議論の本丸だと考えています。
→ 要点:問われているのは建物の場所ではなく、子どもと地域の「機能」をどう残すかです。
自分がこれからやること
一議員として、スタンスをはっきりさせておきます。
自分は、存続ありき・廃止ありき、どちらの立場にも立ちません。
集約した場合に子どもや利用団体にどんな影響が出るのか。逆に、存続した場合にどんな負担やデメリットがあるのか。
その両方を、丁寧に情報を集めて確かめていきます。
そのうえで、これだけは言い切ります。
納得感がないのであれば、賛成すべきではないと考えています。
将来、条例改正などの議案が実際に出てきたとき、みなさんに説明できる、納得感のある議決ができるように。そのための準備を今から始めます。
具体的にやることは、この3つです。
・今後の議会で、集約の検討状況と大人利用の行き先を確認し続けます
・利用者のみなさんの声を集めて、議論の場に届けます
・動きがあれば、このブログとSNSで必ずお知らせします
こういった議論によって、多くの市民にこの問題を考えていただく機会ができたのはとってもいいことだと思います。
ただ、不確かな情報で不安が広がるのが、いちばんよくない状態です。一次情報ベースでの発信を続けます。
最後に
今回の件は、SNSの投稿を見て不安になった方が多かったと思います。自分も、たくさんのメッセージをいただいて、その温度を実感しました。
ただ、整理してみると、今は「決まった」ではなく「議論が始まった」段階です。だからこそ、これからの声が意味を持ちます。
こどもの家を実際に使っているみなさんの実情を、ぜひお聞かせてください。



