本日、岡崎市議会で令和8年度一般会計予算が可決され、岡崎市の給食費無償化が前に進みました。
岡崎市の給食費無償化は本日どう決まったのか
結論からいうと、小学校は令和8年4月から完全無償化、中学校は4月分と12月分が無償化です。
岡崎市が2月に公表した令和8年度当初予算案では、市立小学校の給食費は、国・県の補助で足りない分を市費で負担し、4月から完全無償化するとされていました。
あわせて市立中学校は、昨年度の4月分に続いて、12月分も無償化すると示されていました。
そして本日、その前提となる令和8年度一般会計予算が岡崎市議会で可決されました。
子育て世帯にとっては、まずここが一番知りたいポイントだと思います。次は「結局うちにどう関係あるのか」を整理します。
結局、岡崎市の子育て世帯は何が変わるのか
小学生のいる家庭は毎月の給食費負担がゼロに、中学生のいる家庭は対象月の負担が軽くなるというのが今回の変化です。
小学校は「一部補助」ではなく、完全無償化です。
しかも岡崎市は、保護者負担額に対して国・県の補助が不足する分を、市費で埋める形を取っています。
中学校は年間すべてではありませんが、4月分に加えて12月分も無償化されます。
さらに、中学校の給食費は令和8年度に予定している値上げ分も、市が負担して保護者負担を据え置く方向です。
同じ立場の親御さんにとっては、家計へのインパクトはかなり分かりやすい話です。
ただ、今回の話は岡崎市だけで急に決まったわけではなく、国の制度ともつながっています。
国の制度はどう関係しているのか
今回の岡崎市の無償化は、国が進める小学校段階の給食費負担軽減と連動しています。
文部科学省は、令和8年度から公立小学校段階を対象に、学校給食費の抜本的な負担軽減を進める方針を示しています。
基準額は、完全給食実施校で1人あたり月5,200円と整理されています。
一方で、文科省資料では、今回の取組はまず小学校段階から始め、その後は中学校への拡大もできる限り速やかに目指す考えが示されています。
つまり岡崎市は、国の流れを活用しつつ、不足分は市として負担して、完全無償化まで踏み込んだ形です。
ここは「国がやるから自動でゼロになる」という単純な話ではありません。
実は昨年12月議会の時点では、まだかなり慎重なトーンでした。
昨年12月議会で見えていた論点
昨年12月の時点では、市は”詳細不明””財源確保が課題”という立場でした。
議会答弁では、国の制度詳細がまだ明らかでないため、市負担額の試算が難しいこと、そして無償化を広げるには継続的な財源確保が課題だと説明されていました。
また、仮に国が月額4,700円を全額負担すると仮定した場合でも、小学校を無償化した際の超過額は約1億4,200万円とされていました。
今回の予算案では、市立小学校給食費無償化に伴う市負担として1億2,628万3,000円が示されています。
制度詳細が見えてきた中で、市として差額を負担する判断に踏み込んだと見ることができます。
この経緯を見ると、今日の可決は「前から決まっていた話」ではなく、財源をどう持つかも含めた政策判断だったことが分かります。
そして、ここは僕自身にも強い思いがある部分です。
要望が本当に多かったので、前進は率直によかった
給食費無償化は、僕にも特に要望の多かったテーマでした。
選挙に出たときの選挙公報でも、給食費無償化は公約の一つに掲げていました。
子育て世帯の方からはもちろん、「無駄な建物をつくる前に給食費を」という声もかなり多く届いていました。
僕自身、0歳の子を育てる父として、こういう固定費の重さは他人事ではありません。
だからこそ、国の補助を活用する形とはいえ、実現に向けて前に進んだのは率直によかったと思っています。
ただ一方で、毎年大きな財源が必要になる政策なので、始めた以上は簡単にやめられない。
ここに難しさがあったのも事実です。次は、その先の話が本題です。
中学校の給食費が完全無償化されていないことについても、正直に書いておきます。「なぜ小学校だけなのか」という声は、当然いただくものだと思っています。
中学生は成長期で食べる量も多く、給食費の単価は小学校より高い。家計への負担という意味では、むしろ中学校の方が大きいケースもあります。「小学校だけ無料にして終わり」ではなく、中学校の完全無償化こそが本来の着地点だと私は思っています。
幸い、これは現市長の選挙公約でもあります。今の任期はあと3年弱。「公約に掲げたのだから当然やるはず」で終わらせず、財源の確保状況や実施スケジュールについて、議会でしっかりと問い続けていきます。
本当に見るべきなのは「無料」だけではない
給食費無償化はうれしい前進ですが、見るべきなのは”無料になったか”だけではありません。
文部科学省の資料でも、今回の制度は恒久的かつ安定的な財源確保が前提であり、既存の教育財源に支障を生じさせない形で進める必要があるとされています。
さらに、給食の質の向上については、自治体ごとの取組を尊重しつつ、地産地消などを後押しする考えも示されています。
管理栄養士として見ると、単に安くなるだけでは足りません。
食材の質、栄養バランス、地産地消まで落としてしまったら、本末転倒です。
だから僕は、家計負担の軽減を歓迎しつつ、子どもにとって本当に良い給食になっているかをこれからも見ていきます。ここまでが速報の結論です。
まとめ
本日、岡崎市議会で令和8年度一般会計予算が可決され、給食費無償化が前に進みました。
小学校は4月から完全無償化。
中学校は4月分に加えて12月分も無償化。
さらに、中学校や保育園・こども園は給食費の値上げ分を市が負担し、保護者負担を据え置く方向です。
要望の多かった政策が、岡崎市で一歩前に進みました。
これからは「無料になったか」だけでなく、「続けられるか」「給食の質を守れるか」まで含めて、しっかり見ていきます。
FAQ
Q1. 岡崎市の給食費無償化はいつからですか?
小学校は令和8年4月から完全無償化です。中学校は4月分に加えて12月分も無償化されます。
Q2. 小学校は国の補助だけで無償化するのですか?
いいえ。岡崎市は国・県の補助で足りない分を市費で負担し、完全無償化するとしています。
Q3. 中学校は完全無償化ですか?
現時点では年間すべてではなく、4月分と12月分が無償化です。加えて、令和8年度の値上げ分は市が負担して保護者負担を据え置く方向です。
Q4. 国の制度はどこまで決まっていますか?
文部科学省は、令和8年度から公立小学校段階を対象に、1人あたり月5,200円を基準とする負担軽減を進める方針を示しています。
Q5. 保育園やこども園はどうなりますか?
公立保育園・こども園は給食費の値上げ分を市が負担し、私立保育所には食材料費高騰分の給付金を出す方向です。
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