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📅 2026年3月13日
#AI活用#DX推進#WordPress#ウェブサイト制作#デジタル政治#岡崎市議会#政治活動費#無所属議員#透明性

外注なら535万円かかるサイトを、議員がAIで自作した話

この記事でわかること
  • 外注なら税込535万円・772時間のサイトをAI活用で自作
  • 無所属議員こそAIやテクノロジーで戦える時代に
  • 大切なコミュニケーションにこそ時間と熱を注ぐ

岡崎市議会議員・本多勝の公式サイト。もし全工程を外注していたら税込約535万円・772時間。AI活用で自ら構築した経緯と全コスト内訳を、WEB業界出身の議員が本音で公開します。

「無所属は何もできない」——そんな時代は、もう終わっていると思っています。

岡崎市議会議員の本多勝です。

議会の多数決では、会派に属していない無所属議員は構造的に不利です。数が力になる世界では、一人でできることに限界があると言われてきました。でも、AIとテクノロジーを柔軟に使いこなすことで、一昔前なら「不可能」とされてきたことが、少しずつ変わってきています。

その実例として今回お伝えしたいのが、この公式サイトの話です。

このサイト、もし外注したら535万円だったかも

私の公式サイト(sho-honda.jp)は、外部の制作会社に頼まず、AIを最大限活用しながら自分でゼロから構築しました。WEBサービスの営業とディレクターを経験してきた人間として、「同じものをプロに外注したらいくらか」は肌感覚でわかります。

そこで今回、市場相場をもとに全工程を試算してみました。なお、この見積もりの試算自体もAIにお願いしています。工数の洗い出し、フェーズ分解、単価の当てはめ——一通りの計算をAIと対話しながら進め、私が業界経験をもとにレビューして確認しました。「やや高めの試算」かもしれませんが大きくはずれていないかなと思います。。

単価は、専門技術領域が6,500円/時間、単純・補助作業が5,000円/時間。都市部のフリーランスや中堅制作会社の実勢相場に近い水準で、大手エージェンシーならこの1.5〜2倍になることも珍しくありません。

# フェーズ 工数 金額(税抜)
01 要件定義・企画
ヒアリング、競合調査、IA設計、仕様書作成
44h ¥286,000
02 ブランディング・デザイン
カラー・ロゴ・UIデザイン、コンポーネント設計
92h ¥598,000
03 WordPress開発(フルスクラッチ)
独自テーマ構築、カスタム投稿・メタフィールド
244h ¥1,586,000
04 CSS・フロントエンド
レスポンシブ対応、アニメーション、印刷CSS
84h ¥546,000
05 JavaScript・インタラクション
Chart.js実装、目次生成、スクロール演出
56h ¥364,000
06 コンテンツ・ライティング
プロフィール・政策・FAQ・記事執筆
68h ¥442,000
07 データ収集・分析
岡崎市住民基本台帳・予算データの収集・整形
22h ¥143,000
08 SEO設計・実装
Schema.org・サイトマップ・メタ最適化
18h ¥117,000
09 テスト・QA
クロスブラウザ・モバイル・表示確認・修正
32h ¥172,000
10 本番デプロイ
サーバー設定・SSL・DNSレコード・WordPress移行
12h ¥72,000
11 ディレクション・修正対応
全体管理・フィードバック対応・細部調整
100h ¥536,000
合計 772h ¥4,862,000

消費税(10%)込みの合計:¥5,348,200(約535万円)

使ったのは「Claude」——AIが隣で作業するイメージ

このサイトの構築に使ったのは、AnthropicのAI「Claude Cowork」です。チャット形式でAIと会話しながら、コードを書いてもらい、ファイルを直接編集し、エラーがあれば修正を依頼する——まるで隣に優秀なエンジニアが座っているような感覚で作業が進みます。

従来のAIツールとの違いは、「会話して終わり」ではなく、実際にファイルを操作・生成・更新できる点です。私がやることは、何を作りたいかの方向性を決め、出来上がったものをレビューして、「ここはこう直して」と指示を出すこと。コーディングの経験がなくても、ディレクターとしての経験があれば、そのまま活かせる作業スタイルです。

実際にかかった時間は「約20時間」——それでも劇的な短縮

正直に言うと、完成までに私自身が費やした時間はおおよそ20時間程度です。外注試算の772時間と比べれば、約38分の1。もちろん、AIがコードを生成している間は私が動いていない時間もありますが、それを差し引いても、一人の議員がWEBサイトを立ち上げる時間としては、相当に短いと自覚しています。

ただ——ここは正直に言わなければなりません。

「作って!」だけでは完成しない、WEB制作の現実

「AIがあればWEBサイトなんて誰でも作れる」と思う方もいるかもしれません。でも実際に手を動かしてみると、そう単純ではありませんでした。

たとえば「いい感じのサイトを作って」という曖昧な指示では、AIは動けません。何を伝えたいのか、誰に向けているのか、どんな機能が必要か——要件を自分で整理して言語化する力が最初に求められます。コードが生成されても、それが意図した通りに動いているかを確認するのは人間の目です。

表示がずれている、スマートフォンで崩れる、クリックしても反応しない——そういったズレに気づき、原因を推測して指示を出し直す作業が繰り返し発生します。これは「バイブコーディング」と呼ばれる、AIとの対話型開発の現場感です。WEB制作の基礎知識やディレクション経験がないと、20時間でもまだ難しいかもしれない。逆に言えば、業界経験があるほどAIの力は何倍にも増幅されるツールだと感じています。

AIが変えた「議員にできること」——サイト以外の話

AIを使って変わったのは、サイト制作だけではありません。たとえば予算書。岡崎市の予算書は膨大で、担当外の分野まで細かく把握するには相当な時間がかかります。でもAIに読み込ませれば、瞬時に全体を俯瞰し、数字の矛盾や気になる点をすぐに掘り下げることができます。

理解できない行政の制度や仕組みも、先輩議員には何度も同じことを聞けない——でもAIには何度でも聞けます。「もっとかみ砕いて」「具体例で教えて」と繰り返せる。この差は、議員としての学習スピードに直結しています。

そして今回のようなコスト感覚を持つことも、議員活動において重要な力になります。WEBサイトの開発がどれくらいの工数になるかを知っていれば、行政が業者に委託したシステムや広報物の費用が適正かどうか、チェックする視点が生まれます。「これ、本当に○百万円かかる仕事なの?」という問いが立てられる議員と、そうでない議員では、税金の使われ方への監視力が変わってきます。

AIに頼るほど、人との時間が大切できる

ただし、すべてをAIに委ねるつもりはありません。市民の皆さんとの対話、行政側との折衝、議員同士の関係構築——こうした「本当に必要なコミュニケーション」は、どれだけテクノロジーが進化しても、人間にしかできない部分です。

AIによって調査・分析・制作の時間を短縮できるからこそ、そこに使っていたエネルギーを、人と向き合う時間に全力で注ぐことができる。AIの強みは効率化だけでなく、人と向き合う時間を生み出すことだと実感しています。

上場IT企業との兼業が、議員活動の武器になっている

実はいま、以前勤めていたIT企業に契約社員として残っています。上場グループの会社なので、最新のAI活用ノウハウや業界の動向をリアルタイムで肌で感じながら働いています。業界の横のつながりも広がり、それが結果的に議員活動に大きな力をもたらしています。

現場感覚のないまま「デジタル改革を進めろ」と声だけ上げる議員にはなりたくない。自分自身がツールを使い、現役のIT業界人として動き続けることが、岡崎市のDX推進を語る上での根拠になると考えています。

政治活動費の透明性という視点

もし外注していたら535万円かかっていたかもしれない。この金額を政務活動費や後援会費から支出していたとしたら、市民の皆さんへの説明責任が生じます。自前で構築し、費用の試算を公開する——これ自体が、「税金や支援金をどう使うか」を常に意識している姿勢の表れだと私は思っています。デジタルを使いこなすことは、政治の透明性とも直結します。

まとめ

無所属で、会派の力もない。でも、アイデアと技術とAIがあれば、一人でもここまでできる。それを示したくて、このサイトを作り、この記事を書きました。

岡崎市を変えるのに、多数決だけが方法ではない。テクノロジーを使いこなし、コストを自ら検証し、市民に開示できる議員であること——それが私の考える、新しい政治の形です。このサイトはまだ進化中です。岡崎市のデータを可視化したダッシュボードや、活動報告ブログも随時更新しています。ご意見・ご感想はぜひお気軽にお寄せください。

📌 まとめ

外注試算は税込約535万円・772時間。AIツール「Claude」を使った実際の作業時間は約20時間で、劇的な短縮を実現しました。ただし「作って!」だけでは完成しない——要件を言語化する力と、WEB・バイブコーディングの経験があって初めてAIは力を発揮します。開発コストを知ることは、行政の委託費用を検証する議員としての視点にも直結。AIで効率を上げ、生まれた時間を市民との対話に注ぐ——それが私の議員スタイルです。

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